4月となりまだ若干肌寒さが残っていますが、樹木は新緑の季節です。
植物の活動が活発になると、それを食物とする昆虫たちも活発になります。中には有害なものも多数含まれ、ときには樹木を枯らしてしまうこともあります。
沖縄県平和創造の森公園には多数のリュウキュウマツが植樹されていますが、春はリュウキュウマツにとって非常に有害となる松くい虫の時期でもあります。
そこで、貴重なリュウキュウマツを保護するために例年この時期になると公園内の樹木を対象に薬剤散布を行っています。今年も4月8日(月)に一回目の散布、5/13(月)に二回目の散布を予定しています。※いずれも休園日に行いますが、悪天候時には開園日に行う場合もあります。
またリュウキュウマツ以外にも人間にとって有害な毒を持つタイワンキドクガや、ソテツを食害するクロマダラソテツシジミ等への対策として異なる薬剤の散布も予定しています。散布後しばらくは公園内の可食植物を採取しないようにご注意ください。
散布予定
松くい虫防除
対象:松くい虫
使用薬剤:マツグリーン液剤2
予定日:4/8(月)1回目
予定日:5/13(月)2回目
参考:http://www.ns-green.com/pd/050.html
害虫防除
対象:タイワンキドクガ 他
使用薬剤:有機リン系殺虫剤(スミチオン等)
予定日:4/15(月)
参考:http://www.greenjapan.co.jp/smichion_n.htm